新学期ということで、不器用さや不注意さのある息子のラズくんが、小学校時代に使っていた学用品と、施していた工夫をご紹介いたします。
写真は実際に使っていた(使っている)ものなので、かなり使い古したものもあります(^^;
低学年時に使っていたボロボロの定規は「捨てたくない」というので保管してあったものです。
息子は物を手放すことも大の苦手で、どんどん溜め込んでしまいがちです。
一方で、ボロボロの筆箱はなんとか説得して捨てたのですが、このようなブログを書くと分かっていたら捨てなかったのに! と私は自分の無計画さを悔やんだりしました😅
実物がないものは、文章で説明させていただきます。
また、息子が使っていたものに加えて「通級の保護者会で紹介された道具」も追加でご紹介いたします。
【不器用さん】スニーカーの紐はゴム紐へ
サイズが小さいうちはマジックテープ式やナイキのダイナモを履いていました(すごく良かったです!)が、小さいサイズがほとんどなので、高学年時はスニーカーの紐を写真のようにゴムの紐につけかえて履いていました。
(写真は「結ばない靴ひも」キャタピーair 70cmです)
小学校では見た目も靴紐に近くサッと履けそうなゴム紐が一番いいと思いますが、
ラズくんにダイヤル式の登山靴(モンベル)を買ってみたところ、とても履きやすそうだったので、ダイヤル式スニーカーも良さそうだなと思いました。
また中学生にあがる頃ポンプフューリーはどうなのかなと興味を持ったのですが、ちょうどその頃に靴紐を結べるようになったので、現在は靴紐の靴を履いています。
【不器用さん】定規には滑り止めと消しゴム取っ手
3〜4年生くらいの頃は定規に消しゴムで取っ手をつけて、定規の裏にガムテープを貼って滑り止め代わりにしていました。
当時は大きな消しゴムをカットして貼りましたが、現在はダイソーの「たっぷり消しゴム」でちょうど良いサイズが入っているものを選ぶと便利だと思います。
故意に外そうとしない限り、両面テープでの接着で大丈夫でした。
また画像では見えにくいのですが、この定規のように「メモリに溝が刻まれているタイプの定規は、コンパスの針を溝に固定できるので距離を計りやすかった」らしいです。
ラズくんは普通のコンパスを使っていましたが、通級では、握ったまま使える「ぐるんパス(ソニック)」の紹介がありました。
この自作定規は見た目不恰好ですが^^;取っ手を持ってひょいっと持ち上げられて、置く位置の調整もしやすいので、不器用な低学年時は便利そうでした。
高学年になってくると少しずつ発達してきたのと、またこの取っ手付きは目立ってくると思ったので、市販の滑り止めつきの定規に切り替えました。
写真は「レイメイ藤井 定規セットの定規」「クツワ STAD 定規セットの三角定規と分度器」です。
クツワは白黒なので「数字の見やすさ」があり、レイメイは透けているのとメモリに矢印や色分けなどの工夫があり「長さや角度を測りやすい」という特徴があります。
ラズくんは今でもこれらの滑り止めつき定規を使っています。
また、「大活字(ロービジョンスケール)」という見やすく工夫された定規もあったようですが、現在は販売していないようです。
コクヨの「斜め目盛りの直線定規」は、ミリの目盛りが読み取りやすい波状になっています。
また、文字を読むときに、定規に一本入っているラインを文字列の上に重ねると、読みとばしの防止にもなります。
【不器用さん】リコーダーには魚の目パッド
我が家では、写真のように、リコーダーの下の二つの音孔に魚の目パッドを貼っていました。写真のうおの目パッドは100均でも購入できました。
これで押さえにくい小指と薬指でもしっかりと押さえられるようになりました。(ラズくん談)
学校には特に何も言わず、卒業まで貼っていましたが、先生やお友達に何か言われたことは無かったようです。
全ての穴に貼る場合を想定して、油性マジックで黒く塗ってみたら、見た目少し馴染む気がしました。
(塗る時はゴム手袋をした方がいいです(・_・;)
リコーダーは自宅練習用に私の分もあるので、私の頭部管をつけて吹いてみましたら、すごく押さえ易かったです! 考えた人すごいな〜😳
他に、半透明のシリコン製補助シール「ふえピタ」という製品や、手の小さい児童用に指孔間隔を狭めたスズキリコーダー「プルーマモデル」、音孔をバラして押さえやすい角度に調整できるアウロス「 改造リコーダー(ヤマハ楽器)」というリコーダーもあるようです。
【不器用・拘りやさん】シャープペンシルは製図用0.7
こちらは主に塾用の筆記具とノック式消しゴムになります。
息子は筆圧がとても高かったので、芯がぼきぼき折れてよくイライラしていましたが、0.7の芯に変えたら折れなくなりました。
クルトガなどいろいろなシャープペンシルを試しましたが、行き着いたのがスライドパイプもないような、シンプルなシャーペンです。
ラズくんは「分解グセ」があるので、ギミックに少しでも違和感があるとすぐ分解してしまうのと、スライドパイプがシャープの中に滑り込んでしまうのことに、ストレスを感じていたからです。
そのような問題が起きない製図用のシャープペンシルは、壊れにくく定規に当てやすいので良いのですが、重いのが気になりました。
そこで画像にあるような、軽めの製図用シャープペンシルを使うようになりました。
今は受験期よりも時間にも気持ちにもゆとりがあるため、クルトガなども含めいろいろなシャープペンシルを使っています😃
また、消しゴムもいろいろ試しましたが、今は Archの消しゴムがよく消えると本人が気に入っているので使っています。
受験生時代は日能研の消しゴムがよく消えたようで、栄冠シールと交換した日能研消しゴムをよく使っていました。
小学校の宿題などで「作文系」が出た時や、卒業文集の原稿書きの時期に「周りの字が消えて書き直しになる手間」を防ぐために持たせていたのが、下のようなノック式消しゴムです。
文集用に買った↑精密極細消しゴム「MONO ZERO」
文集を書く時期は受験も大詰めでしたので😥 描きたい絵や内容など、本人の拘りは大切にしましたが、消しゴムかけの失敗など「かける必要のない労力をいかに省くか」ということは、常に考えていました😅
オマケ【拘りやさん】無限増殖するミニ鉛筆はニコイチ化
ラズくんは小さくなった鉛筆を「勿体無い」と捨てられず、頑張って使い続けたり、大量にミニ鉛筆を溜め込むのが気になっていました😅
学年が低いうちは「鉛筆補助軸」が重くて使いづらそうだったので、写真↑のミニ鉛筆は、キャップにつけて限界まで使っていた長さだと思います😅
良い活用方法がないかネットで調べていたら、合体させて使う方法を見つけたので作ってみました。
接合部分の強度が足りなかったのか、使ううちに折れてしまったものもありましたが、ほとんどの鉛筆を境目ギリギリまで使うことができました。
セコイ感じに見えるかもしれませんが😅マスキングで巻いたら結構可愛くなりました。
なによりラズくんが喜んでいたので良かったです。
学年が上がってきたら鉛筆軸にホールドして、ギリギリまで使っていました。
【マイペースさん】マスキングテープに指示を書いてランドセルや筆箱へ
ラズくんは学年の低いうちは、休み時間のうちに次の授業の準備を机の上に出して置くことができず、周りのお子さんに手伝ってもらったり、注意してもらってから準備をしていました。
また、始業や終業時に姿勢を正すことができなかったりもしていました。
その様子を見た時に、周りのお子さんたちに申し訳なくも思い、筆箱に
休み時間に入ったら……
次の授業の準備したかな?
挨拶の時は姿勢を正そう
などとマスキングテープに指示を書いて、すぐ目に入るように筆箱の表面に貼っていました。
4年生後半くらいになったら目立つように貼ると恥ずかしいかな、と思い、筆箱の蓋の裏側に貼るようにしました。
蓋の裏は閉じてしまうと目に入らないので、あまり効果ないと思います(・_・; が、見た時に思い出すかなと期待を込めて貼っていました。
マスキングを貼っていても「忘れてしまう」と、あまり意味がなかったような気もしましたが……
授業準備は徐々にできるようになって行ったようで、4年生時の担任の先生が、6年生の時に再び担任になったので、「授業準備とかできていますか?」と尋ねたら、
「そういえば、そんなことありましたね! お母さん筆箱に書いていましたよね。今まですっかり忘れていたくらい、全く気になることはないです!」
と言ってくださって、安心したのを覚えています。
指示を筆箱に書いたことと、授業準備が出来るようになったことは直接関係していたわけではないと思うのですが「準備が出来るように、現在努力中である」ことのアピールにはなっていたかな、と思いました💦
このように、「筆箱に忘れて欲しくないことを書いていた」ことは、高学年になって別の形で影響が出てきました。
ラズくんは筆箱に付箋を入れるようになり、忘れてはいけないこと(たとえば、国語のノートが切れそうとか)を、自主的に付箋に書いて筆箱の内側に貼るようになりました。
こういった技術はこの先も必要になってくると思うので、私が期待していたこととは別の方向からでしたが、効果があったようで無駄ではなかったのかな〜と思いました😓
また、持ち物系で忘れて欲しくないものがある時は、養生テープに大きく書いて、ランドセルの蓋を開けたらすぐに見える場所に貼っていました。
「〇〇を持ち帰る!」とか「手紙を先生に渡して!」とかです。
こちらは効果があり、忘れたことはありませんでした。
今回は息子が小学校生活で使っていた学用品や、工夫していた身の回りのものについて書かせていただきました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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